オンラインカジノ(ネットカジノ)の運営体制 一体誰が運営しているの?

「オンラインカジノって、なんかあやしくない?

海外で運営されているって聞くけれど

マフィアとか、ヤクザとかの反社がやってるんじゃないの?」

今回はオンラインカジノ(ネットカジノ)は、誰がどこで、どのように運営しているのか?について説明していきます。

オンラインカジノ(ネットカジノ)業界の関係図

オンラインカジノ業界は次のように運営しています。

プレイヤーから、見えるのは主に『オンラインカジノ運営会社』とゲームくらいですが、実はその後ろにさまざまな組織が関わっているんですね。

  • プレイヤー
  • オンラインカジノ運営会社
  • ゲームプロバイダー
  • 政府
  • 第三者機関

オンラインカジノ運営会社

  • ベラジョン
  • インターカジノ
  • 遊雅堂
  • カジ旅
  • レオベガス
  • ギャンボラ

などは厳密には運営会社ではなくて、オンラインカジノサイトの名称です。

運営会社はそれぞれ次の通りです。

ベラジョン:Breckenridge Curacao B.V

インターカジノ:Breckenridge Curacao B.V

遊雅堂:Breckenridge Curacao B.V

カジ旅:Sweetspot N.V

レオベガス:LeoVegas Gaming plc

ギャンボラ:Glitnor Services Limited

運営会社は、各カジノの公式サイトに載っています。たいていは一番下にあります。

ギャンボラ公式サイトトップページの一番下

ベラジョンの運営会社は『Breckenridge Curacao B.V』ですが、インターカジノ、遊雅堂もBreckenridge Curacao B.Vが運営しています。

実は同じ会社だったんですねぇ。

このように、一つの会社で複数のオンラインカジノを運営しているケースもあります。

ちなみにBreckenridge Curacao B.Vの親会社は、Bally’s Corporationというアメリカの会社で複数のランドカジノ(本物のカジノ)も運営していて、ナスダックにも上場しています。

オンラインカジノ運営会社の従業員は海外の人で、海外に住んでいます。マルタ、イギリス、キャラソーに住んでいることが多いです。

サイトの翻訳や、日本語サポートなど、一部運営には日本人も関わっているでしょうが、みんな海外に住んでいるはずです。日本国内なら、逮捕されて有罪になるはずです。

⇨オンラインカジノは違法?

ゲームプロバイダー(ゲーム制作会社)

オンラインカジノの運営会社が、ゲームまで作っているわけではありません。

ゲームはオンラインカジノ運営会社とは、別の会社が作っています。

なので、同じゲームを違うプラットフォーム(オンラインカジノ)で遊ぶこともできます。

パチンコ業界でも、同じパチンコ台が違うパチンコ屋にあったりするのと同じです。

  • ネットエント(NetEnt)
  • プレインゴー(Play’n Go)
  • ユグドラシル(Yggdrasil)
  • ノーリミットシティ(Nolimit City)
  • マイクロゲーミング(Microgaming)
  • プレイテック(Playtech)
  • ジャパンテクニカルゲームズ(JTG)
  • リラックスゲーミング(Relax Gaming)
  • レッドタイガー(Red Tiger)
  • プラグマチックプレイ(PragmaticPlay)
  • エヴォリューションゲーミング(EvolutionGaming)

など、どれも聞いたことのない会社ばかりかと思いますが、オンラインカジノ業界では有名です。

ゲームプロバイダー名は、ゲームを始めるときに最初に出てきます。

Relax Gaming
NetEnt

ゲームプロバイダーによって、ゲームの特色はさまざまです。

多くのオンラインカジノでは、『ゲームプロバイダー名』でフィルターすることもできるので、お気に入りのプロバイダーが見つかったときは、ぜひフィルター検索を利用してみてください。

ライセンス(政府)

「俺もオンラインカジノ作ってみたい。ワードプレスでちょちょいのちょい!できた!

よし、次はお客さん集めてみよっと」

オンラインカジノはそう簡単には作れません。

お金が絡むものですので、制限があります。

オンラインカジノを運営するには、オンラインカジノが合法の国の政府が発行するライセンス(許可証)が必要です。

日本でもそのうちカジノができますが、だからといってそこら辺の一般人が勝手にカジノを作ることはできません。許可が必要です。

それと同じように、オンラインカジノの運営会社はオンラインカジノが合法の国に登記されているのはもちろんのこと、それに加えてその国の政府が発行するライセンスが必要になります。

  • マルタ
  • キュラソー
  • イギリス
  • ジブラルタル

のライセンスが有名です。

キュラソー

ライセンスによって信用度の高い/低い=取得が難しい/簡単の差があります。

例えば、MGA:Mlta Gaming Authority(マルタ)のライセンスは厳しめです。つまり、信用度が高いと言えるでしょう。

一方で、キュラソーのライセンスは金を払えば取れると言われており、マルタのライセンスに比べれば信用度が落ちると言われております。

しかし、最近ですとオンラインカジノ日本市場プレイヤー人口TOPの『ベラジョン』が

マルタのライセンスから、キュラソーのライセンスに鞍替えしており、キュラソーのライセンスだからダメだということでもないです。

ベラジョンの現在のライセンス(キュラソー)

ちなみに、ベラジョンがライセンスを変えた理由は、マルタライセンスでは仮想通貨が決済方法として導入できないとどっかでみました。

第三者機関

第三者機関とは、簡単にいうと「オンラインカジノをズルしないで、しっかり運営してる?」かをチェックする機関です。

  • イーコグラ(eCOGRA)
  • テクニカルシステムズテスティング(TST)Gaming Laboratories International (GLI)の傘下
  • アイテックラボ(iTech Labs)

などがあります。

オンラインカジノを運営するにあたって、必須というわけではありませんが、信頼性の証明として第三者機関をいれるカジノも多いです。

また、オンラインカジノだけではなくて、オンラインカジノのゲームプロバイダーも第三者機関による監査を入れているところも多いです。ゲームでも、『ペイアウト率95%』と表記してあるのに、実際は30%だったりするとまずいからです。

FAQ

オンラインカジノって反社が運営しているんじゃないの?

反社が運営している怪しいオンラインカジノもあるかもしれませんが、当サイトで紹介しているオンラインカジノは海外で合法的に運営されています。

イカサマとかはないの?

政府発行のライセンスが必要だったり、監査機関を入れていたりするのでイカサマは出来ません。

詳しくは⇨オンラインカジノがイカサマできない理由

まとめ

今回はオンラインカジノ業界の運営の仕組みについて解説してみました。オンラインカジノの運営会社以外にも、さまざまなゲームプロバイダーだったり、政府や監査機関などもオンラインカジノ業界には携わっています。オンラインカジノで不正ができないような仕組み作りがなされていますね。

実際に、オンラインカジノをプレイするときは、運営会社だけではなくて、ライセンスやゲームプロバイダーもしっかり確認して、健全に運営しているオンラインカジノで遊ぶようにしましょう。