「還元率(RTP)、ペイアウト率って何?」オンラインカジノに限らず、パチンコやギャンブルする方ならよく聞くとは思いますが、実はあまり還元率(RTP)(ペイアウト率)が何なのか、分かっていないって方。安心してください。今回は、還元率(RTP)(ペイアウト率)をとことん説明しちゃいます。この記事を読むと
・還元率(RTP)とは?
・オンラインカジノ(ネットカジノ)の還元率(RTP)が高い理由
・ペイアウト率が高いゲーム
などが分かっちゃいます。
※還元率(RTP)と、ペイアウト率は厳密には違いますが、とりあえず同じものと考えてください。違いについては、記事の途中で説明しています。
還元率(RTP)とは?
還元率(RTP:Return to Player)とは簡単に言うと、賭け金に対してプレイヤーへいくら戻ってくるか?の割合です。
例えば、還元率(RTP)95%だとすると
10万円賭けると、9万5,000円
10,000円賭けると、9,500円
1,000円賭けると、950円
が戻ってくるということになります。
この場合5%分損しています。
実際には、100円賭けて50,000勝つ人や、50,000円賭けてすっからかんになっちゃう人など、いろいろな人が居ますが、その平均をとると元の賭け金に対して95%お金が戻ってくるということです。
ちなみに還元率(RTP)105%だとすると
10万円賭けると、10万5,000円
10,000円賭けると、10,500円
1,000円賭けると、1,050円
が戻ってくるということになります。
この場合5%分得しています。
計算式は
賞金合計/賭け金合計 × 100= 還元率(RTP)
具体例
次に、もう少し具体的な例をみていきましょう。
A君、B君、C君があるカジノ『the・ゾウ』で遊びました。
それぞれの勝ち負けは次のとおりになりました。
A君
カジノで使ったお金:100万円
最終的に残ったお金:30万円
B君
カジノで使ったお金:10万円
最終的に残ったお金:15万円
C君
カジノで使ったお金:30万円
最終的に残ったお金:90万円
カジノXXXの還元率を出していきます。
賞金合計/賭け金合計 × 100
=(30+15+90) / (100+10+30) × 100
= 96.4
この場合のカジノXXXの還元率は96.4%になりました。
大事なのは、還元率(RTP)がXX%のゲームにおいて、お金を賭けると
賭け金 × RTP/ 100 のお金が返ってくる期待ができるとうことです。
勘の鋭い方はすでに気づいているかと思いますが、還元率(RTP)100%より小さいと損、100%より大きいと得する可能性が高いです。
ハウスエッジ(控除率)
還元率(RTP)と対局にあるのが、『ハウスエッジ(控除率)』です。還元率(RTP)はプレイヤーに還元される割合ですが、ハウスエッジ(控除率)は胴元(オンラインカジノ側)の収益になる割合です。
先ほどあげたカジノXXXの例では、
100 – 96.4 = 3.57% ハウスエッジ(控除率)になり
金額にすると5万円がカジノXXXの収益になります。
コラム:還元率とペイアウト率の違い
還元率と同じ意味で、『ペイアウト率』という言葉を使う時もあります。しかし、この二つは厳密には、違うものを指しています。
還元率(RTP):プレイヤーにどれくらい還元される(された)か?の割合:実践値
ペイアウト率:『ペイアウト(payout)』とは日本語で、支払い金。ベット額(賭け金)に対して、どのくらいの額が払い出しされるか?の割合:理論値(解析値)
オンラインカジノをプレイするにあたっては、とりあえず還元率(RTP)= ペイアウト率という認識で問題ありません。
他のギャンブルに比べて、オンラインカジノのRTP(還元率)は高い
還元率(RTP)が100%より小さければ、負け越す確率の方が高いですが、一方でオンラインカジノの還元率(RTP)が他の日本のギャンブルより飛び抜けて高いのも確かです。
還元率一覧表
ここで、オンラインカジノや、宝くじ、パチンコなどの還元率(RTP)を一挙にみていきましょう
オンラインカジノ:93%~98%
パチンコ屋:80%~85%
競馬:73.9%
ボートレース:75%
競輪:75%
宝くじ:47%
還元率が100%を超えるギャンブルは基本的にない
『還元率一覧表』が示す通り、還元率が100%を超えるギャンブルは存在しません。なぜかというと。還元率が100%を超えるということはつまり、ハウスエッジがマイナス、赤字になるということです。また、人件費やその他の経費も必ずかかります。そのため還元率(RTP)が100%以上のギャンブルはあり得ません。
コラム:宝くじなどの公営ギャンブルが還元率(RTP)が低い理由
公営ギャンブルの収益の一部は、公共事業に使われるためです。つまり、宝くじを買うということには納税または募金しているような意味もあるでしょう。
宝くじ、収益金の使い道
47.0%(3,839億円) 当選金
36.6%(2,982億円) 公共事業
15.0%(1,226億円) 印刷経費、手数料
1.4%(113億円) 広報費
このうち当選金がプレイヤー(購入者)に支払われる額で、47%が宝くじの還元率(RTP)になります。
⇨宝くじは売り上げの使い道の詳細はこちら(宝くじ公式サイト)
オンラインカジノの還元率(RTP)が高い理由
一般的にパチンコ屋など、民間企業が運営しているギャンブルの場合は還元率(RTP)が公営ギャンブルより高いです。理由は、民間の場合は他店と競争する必要があり、還元率(RTP)が低すぎるとお客さんが来ないからです。公営ギャンブルの場合は競争原理が働かないです。民間の中でも、特にオンラインカジノの還元率(RTP)は高いです。これは、オンラインカジノは店舗を持つ必要がないため、設備費や賃料がかからないためです。
オンラインカジノレビューはこちらから→カジノレビュー
ペイアウト率が高いゲーム
ペイアウト率(還元率)が高いゲームをいくつかご紹介していきます。
ブラックジャック 98~99%
ブラックジャックはゲームよって多少ルールは違いますが、ペイアウト率は高めです。例えば、『ブラックジャックネオ(Blackjack Neo)』というブラックジャックは ペイアウト率が99.6%です。しかし、ブラックジャックでペイアウト率を高めるには、『ベーシックストラテジー』という、戦略を使う必要があります。ベーシックストラテジーとは、簡単に説明すると、配られたカードの応じて次にどのように行動するか?というものです。「難しそう💦」って方も安心してください。オンラインカジノでは、メモしたり、攻略法見ながらでもプレイできます。
スロット 94~99%
スロットゲームによって多少還元率(RTP)は変わりますが、だいだい94%以上はあります。(『プログレッシブ・ジャックポット』と言って、大当たりがあるスロットは還元率(RTP)が低めの傾向があります)
還元率(RTP)が高いスロットをいくつかご紹介していきます。
Book of 99(ブックオブ99)99.00%
1429 Uncharted Seas(1429アンチャーテッド・シーズ 98.6%
Dragon X Tiger (ドラゴンXタイガー)98.3%
big bad wolf(ビッグバッドウルフ) 97.34%
バカラ 98~99%
バカラもペイアウト率が高く、98~99%です。しかも、ルールも必要な戦略もブラックジャックよりもシンプルです。
還元率が高いから稼ぎやすい?
一つだけ注意点です。
「オンカジは還元率(RTP)高いから、儲かる!」と、オンラインカジノのRTPの高さを推しに推しまくってる記事もみかけますが、還元率(RTP)はいくら高かろうが100%を切っている時点で収益はマイナスに収束するようになっています。もちろん。還元率(RTP)が50%以下の宝くじで億万長者になる人が居るように、オンラインカジノで儲かる人も居ますが運が良かっただけです。
まとめ
今回は、オンラインカジノでよく耳にするワード、還元率(RTP)、ペイアウト率について解説してきました。数学苦手な方には、ちょっとややこしい話だったかもしれませんが、覚えることは一つだけ。賭け金×還元率(RTP、ペイアウト率)の賞金が期待できるということです。そして、オンラインカジノの還元率(RTP)は他のギャンブルよりも圧倒的に高いです。しかし、100%以上になることはありません。つまり、負け越す可能性の方が高いことも肝に銘じておきましょう。とは言ってもこれだけ高いとついついプレイしちゃいます。